ブレイクアウト手法とは?

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ブレイクアウトとは節目となるラインを抜けるところ、抵抗線を抜けることを言います。これはデイトレードで非常によく使われる手法です。

 

例えば分足を例にすると前日の終値ブレイク・前場の高値ブレイク・後場の高値ブレイク等。デイトレードに限らずスイングトレードでも日足のブレイクラインが意識されることが多いです。

 

デイトレード,ブレイクアウト,手法

 

この高値を意識したところには買いが集まりやすいのです。上のチャートの場合だと前日の高値885円の赤いラインが意識されるところです。

 

実際885円に近づくと急速に買いのパワーが強まり885円の板を崩しにかかりました。大抵の場合意識されるラインのところに近づくと板には大きな売りがあります。板が厚くなっているのに気づくと思います。

 

小さな買いがいくつも集まり少しづつ崩していく場合もあれば大きな買い板が一発で売り板を吸収(売り板の売りが全て買われる)していく場合もあります。

 

大きな売り板が吸収されるとそのまま断続的に買いが集まりその後大きく上昇する場合、大きな売り板を吸収するのが精一杯でその後は力尽きて急落する場合もあります。

 

上下どちらに動くかはわかりません。その日の地合いにも影響されます。ただ、騰がる確率が高いのは事実です。

 

ブレイクアウトの例

  • 前日の株価の終値を抜けるブレイク
  • 前日の終値を抜け前日の高値を抜けるブレイク
  • ギャップダウンして始まった後の寄りつき値を抜けるブレイク
  • 前場につけた高値を前場に抜けるブレイク
  • 後場の寄り付き値、後場の高値を抜けるブレイク
  • 前場の高値を後場に抜けるブレイク
  • 日足で直近の高値を抜けるブレイク

このブレイクアウトのポイントを意識しておきましょう。

 

前日の終値と前日高値をブレイクした例

デイトレード,ブレイクアウト,手法

 

デイトレード初心者の人はまずは意識されやすいブレイクアウト手法から入ってみてはどうでしょうか。ブレイクアウトしそうな銘柄に何度もトライしてみるとそのタイミングや騰がりやすい時、下がりやすい時の感覚が掴めてくると思います。

 

上にブレイクアウトするときに注目したいのがその時に出来高が増加しているかどうか。通常と比べて出来高が高いかどうかも重要です。出来高を伴った上げは信頼性が高いとされています。

 

注意点は一回目ブレイクポイントでブレイクせず、二回目でもはじき返され三回目にやっと上に抜けていく場合等一回では突破できない場合もあるということ。
そして出来高のない銘柄はやはり危険です。売りたいところで売れなくなる危険性が高いので。

 

ブレイクアウト手法は初心者の人でもタイミングの掴みやすいデイトレードの手法ですが必ず騰がるわけではありません。

 

ブレイクラインを突破しても僅かしか騰がらず急落することもあります。そんなときはどうするのかマイルールを決めておきましょう。