板の厚さと節目の関係
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上の画像はある銘柄の日足ブレイクをした板と歩み値の例です。
日足のブレイクラインは1200円のところにありました。数ヶ月の間上値は1200円下値1070円のレンジで日々値動きをしていた銘柄が遂にブレイクした後の板と歩み値の状況です。
ずっと意識されていた1200円には23500株の売り注文と他の値段のところに比べて明らかに大きな売り注文が出ているのが一目でわかると思います。こういった巨大な売り板がある場合は「今回も1200円は突破出来そうにないな」っと弱気になりがちです。
しかしこの売り板が一気に食われた場合はその後急上昇する確率が高いのです。
絶好のデイトレードのチャンス、買いのタイミングとなります。このときも突如1200円の売り板が一気に食われたのです。このように大口が一人厚い売り板を吸収した場合は株価が上昇する確率も高くなります。
この場合は1200円のラインを過去に何度かブレイクチャレンジするも抜け切れず跳ね返されていた。ここを抜ければ上に大きく上昇しそうだと皆が意識していたラインでした。そんな場面はデイトレードの絶好の買いのチャンスです。
このように上昇のときの節目となるラインには大きな売り注文が大抵の場合あります。この大き売り注文を吸収することが出来ると上値が軽くなり上昇の勢いが出てくる場合が多いのです。ブレイクラインの突破です。
実際にこの銘柄の場合も1200円の売り板が更に厚くなって25600株に増えていました。しかしその厚い売り板を一人で買った人がいるのが歩み値を見ればわかると思います。歩み値というのは、いくらで何株売買されたかわかるもの。
1200円で25600株買うには3000万以上必要です。その資金を一人で出せるのは個人投資家でもかなりの大口さんか機関投資家だと考えられます。こういった大口買いの動きには基本的についていきたいところです。
強いところについていく!デイトレードの場合は分足と板の状況をみてブレイクの波に乗りましょう!
この節目となるラインで出来高が多くなりやすいのですが、それは「ここを上に抜けば上伸する」と思って注目している人が多いと、実際に節目が来た時に大量の買いが入りやすくなります。
下のチャートでもブレイクした箇所は赤丸の様に出来高が上昇しています。
逆に「ここから上には上がらない」と考えて空売りを入れていた人たちも、実際には上にブレイクして急いで買い戻す人も多くなるので出来高が急増すやすくなります。
この様なブレイクアウトの時に出来高を伴って基準となる価格を上に抜けるブレイクアウトは信頼性が高いと言われています。
日足を上にブレイクしそうなチャートは是非チェックしてリストアップしておきましょう。