板が意味することを読み取ろう
この板の見方は289000円で買いたい買い注文が17あります。この17は買いたい人の数ではありませせん。一人の人が17株買いたいと注文を出しているかもしれませんし17人の人が1株ずつ買い注文を出しているのかもしれません。
この状況で289000円でこの株を1株買いたいと思って買い注文を入れた場合は買数量が17から18に変わります。18番目ということです。約定するのは289000円に合計18株の売り注文が出たときに購入することができるわけです。
例えばラーメン屋で並んでいるとして自分の前に17人並んでいて自分が18番目というわけです。自分が店に入れるのは18番目。
順番待ちは面倒くさい!今すぐこの株を買いたい!そんな人はどうするか?290000円で買い注文を出せば買えます。290000円の売り板には31株あるので31株までは一気に買うことが出来ます。
この板の場合だと291000円がちょっと重石になりそうかな?とか下がっても286000円までかな?なんて予測をたてていくわけです。
逆に売りたい場合はどうするか今すぐ売りたい場合は289000円で売り注文を出せば17株までは今すぐ売却できるます。
289000円じゃ売りたくないけど290000円ならっと思うのであれば1株の売り注文を出すと290000円の売り数量が31から32に変わります。順番は待ちは31人です。
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デイトレードと板
そもそも板ってなんだ?板はどんなふうに見ればいいのか。
簡単にデイトレードの板の読み方を解説したいと思います。デイトレードする場合にはこの板の状態は重要ですので是非板の見方をマスターしてください。
デイトレード初心者の方は最初この板の意味をを理解するのに戸惑うことが多いようです。私も実際そうでしたが。
板とは売りと買いの戦いのリングです。ネットトレーディングが出来るようになって誰でも買いの注文状況と売りの注文状況をリアルタイムで見られるようになりました。
ネットトレードが出来るようになったことで市場に今どれだけの買い注文と売り注文が出されているのか瞬時に判断できるようになりました。
デイトレードは正に心理戦です。瞬時に売りと買いどちらが強いのか判断しなければならないときがあります。その際板の読みが必要不可欠なのです。
板情報を見ることでわかるのは今買いが優勢なのか売りが優勢なのか。板に注文が多く出ていることを板が厚いと言います。逆に注文が少ない状況のことを板が薄いと言います。
今後株価が上下どちらに動きやすいのかチャート同様今後の株価動向の指針になるわけです。どちらに動く可能性が高いのかを予想するのです。
買いと売りの集団心理を表しているのが板。買いたい人が多いと板が厚くなり、売りたい人が多ければ板は薄くなります。売りが多くなると動きが重くなり売りが少なくなると動きが軽くなりやすかったりします。
基本的には厚いほうが強く、薄いほうが弱いので強い方の買いについていくわけです。買いたい人が多いのか売りたい人が多いのか常に意識しておかないといけません。強い方についていく!デイトレードの基本です。
板の状況を見れば他のトレーダーが今何を考えているのかある程度読めるようにもなってきます。スカスカの板もあればビッシリと詰まった板もあり様々な板があることに気づくと思います。
板の勉強もチャート同様に市場が開いているときに実際に動いている状況を見るほうが勉強になりますね。刻々と変化する状況を瞬時に判断できるようにならなければいけないですからね。