VWAPとティックチャートが意味すること

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ローソク足の他にもデイトレード初心者の人に是非見方を覚えておいてもらいたいのがVWAPとティックチャートです。見方は簡単です。

 

ティックチャートとは約定した取引を点で表したチャートです。約定するごとに点が一つついていくのが特徴ですが同じ価格帯で取引が続くと点が何十にも重なり見にくくなります。

 

点が多く密集していれば売買が活況でその銘柄の取引をしている人の数が多い。点がまばらになっていれば売買が少なくその銘柄の取引をしている人の数が少ないと判断できます。

 

VWAPとは出来高加重平均価格のことでその日に取引された株価の平均値と考えておくと良いでしょう。難しく考えずに今日この銘柄を売買している人が平均いくらで取引したのかがわかるものと考えておくといいでしょう。

 

平均いくらで皆が売買しているのかがわかるのでVWAPよりも上で株価が推移しているときは大半の株主が儲かっている状態なので強気、VWAPよりも下で株価が推移していれば大半の株主が損失を抱えているので弱気になっていると判断できます。

 

VWAPを利用した買いの仕掛け方ですがローソク足と同じようにブレイクのラインを意識することができます。VWAPを株価が下から上に抜ける瞬間のブレイクを狙った買いも意識されます。

 

逆にVWAPを株価が上から下にティックが抜けると下にブレイクすることになるので大きく値を下げてしまうことが起こります。

 

ただこの場合もローソク足同様必ずVWAPを上や下に株価が抜けたら大きく動くわけではありません。その日の地合いにより動きは違ってきます。

 

VWAPとティックチャートを読み取れるようになると例えば、突然大きく上がりだした銘柄がVWAPから大きく上に乖離しているとしましょう。

 

その時にVWAPがかなり下のほうにあったりする場合は板が薄いとき、開きがあるときに買われた可能性がありその後の参加者が少ないのではないかと考えることもできます。
VWAPからティックチャートが大きく上に乖離している場合考えられるのは上昇前にこの銘柄を買っていた人は基本的に強気で利益がたっぷりとのっています。だから少しぐらいの下げではこの後も売らないのではないかっと考えることもできます。

 

逆にもう十分利益がのっているから一旦利益を確定しておこうと考える人もいるのではないかと考えることもできます。これは個別銘柄の特徴、トレンド、相場全体の流れによっても左右されます。

 

デイトレード初心者の人は今皆が強気なのか弱気なのか判断する材料にもなるので是非チェックしましょう。強気か弱気かの重要な判断材料の一つになりますからね。

 

ティックチャートを見なくても板にVWAPを表示してくれるサービスを提供している証券会社もあります。楽天証券なんかはそうですね。5分足の動きと共にVWAPもしっかりとチェックしておき売買のタイミングを計りましょう。

 

 

こちらのティックチャートは株価が下がってもVWAPで支えられている例。

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こちらのティックチャートはVWAPで反発せずそこから急落してしまった例。

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